【高校中退は人生終了? 】人生詰んだと後悔しない8つの選択肢とは?

『高校中退したら人生終了ですか?』

いいえ、全然大丈夫です。

高校中退したくらいで人生詰んだりしませんから、まずは安心してください。

また、長い人生を生き抜くうえで、必要以上に高校中退を怖がることもありません。

仮に、高校を中退しても、そこから人生をやり直すことは充分可能です。

とはいえ、いわゆる一般的な人生ロードとは異なることが多くなりますから、その点は知っておいたほうが良いでしょう。

高校中退は何人くらいいるの?

現在、中学から高校への進学率は97%を越えています。

そのうち、高校中退をする率は1.3%程度、人数は全国で4万6千人程度です。

なお、文部科学省の調査によると、平成30年度の高校中退率は若干増えて1.4%、中退者数は4万8千人となっています。

毎年これくらい、なんらかの理由があって高校中退をしている人がいるということです。

この人達みんなが、人生終了とか人生詰んだとかってハナシ、リアルに聞いたことあります?

ありませんよね。

ですから、高校中退って今では決して珍しいコトではナイんです。

また、平成22年度の不登校自動生徒数は、高等学校で 55,707人( 60人に1人)ですから、不登校=即中退というわけでもナイようです。

なぜ高校中退を選ぶのか?

誰もがいきなり高校を中退するワケではなく、その前に、不登校となるのがほとんどです。

ちなみに、高校を不登校になったきっかけとは

  1. 無気力:24.2%
  2. 情緒的混乱(不安、焦りなど):16.5%
  3. あそび、非行:10.9%
  4. 友人関係など:9.1%

となっていますが、国の調査ですから『イジメ』にはあまり触れられていませんww。

そして、中退するときは『学校生活・学業不適応』『進路変更』という理由で申請をしているようです。

なお、高校中退を選ぶ子と、高校に残る子に特に違いはありません。

  • 学校の校風やルールになじめなかった
  • 友人関係
  • 家庭や経済問題

が主な原因となっています。

高校中退は人生終了?

いいえ

高校中退は人生終了じゃなくて『始まり』です。

だって、一般的な人生のルートである

  • 高校卒業 ⇒ 社会人
  • 高校卒業 ⇒ 大学進学 ⇒ 社会人

というコースを自らの意思で離れ、97%以上の高校生が考えないほど自らの人生進路について悩み、答えを出して、その一歩を先に踏み出すのです。

かなりの勇気と覚悟がないと出来ませんよね。

ですから、高校中退したら人生終了とか人生詰んだとかではなく、逆に人生の先行スタートです。

これからどうするかは、一般的なルートではなくなるので、何事も自力で何とかしなければいけません。

と考えると、責任はそれなりにあります。

これからの人生を背負う決断をするのですから。

悲観することは一切ナシ

だからといって、高校中退を悲観することは一切ありません。

というのも、高校中退をしても立派な社内人になってお金を稼いでいる人はたくさんいるから。

たとえば、直近で有名なのは、将棋の藤井聡太さん。

彼は名古屋大学教育学部付属高校を卒業式目前の1月末に自主退学しています。

単に人生の目的が『将棋を極めるために無駄な時間を過ごしたくない』ということからでしょう。

また、高校中退をして美容師となり、元のクラスの中で一番稼いでいる人もいます。

さらには、高校やめて直ぐ大検とって大学から大学院まで進学し、一部上場企業で数年勤めて現在は小規模ですが会社経営者という人もいます。

これらの成功者はほんの一部で、世の中にはまだまだたくさん社会人として成功をおさめている人が多いのです。

これは、同学年の生徒よりも早く自分の人生について考え、

  • これからどういう人生をデザインしたいのか?

を真剣にイメージし、そしてイメージの実現に向けて一つづつ努力をしたからに他なりません。

その真剣さや努力こそが、イメージを現実に引き寄せ、目指す人生を勝ち取ったのです。

高校中退は人生終了ではないけれど…

高校中退の最終学歴は中卒です。

なので、 そのままだと『高校卒業もしくは同等以上』が入学資格となっている大学や専門学校には進学できないでしょう。

また、現在の社会において中卒の就職は厳しいのが現実で、正社員雇用率は30%程度となっています。

ですから、仕事をする場合は、まずアルバイトや非正規雇用からのスタートでしょう。

さらに、面接の時になどは、いちいち高校中退した理由を聞かれます。

つまり、最終学歴が高校中退(つまり中卒)だと、適当なアルバイトをするのにもイラつくことが多くなります。

あとは、世間体というか、社会の目です。

高校中退をしたことが知れると、なぜか世間から可哀想な人という目でみられがちなので、そういった社会の偏見に耐えなくてはいけません。

このように、高校中退後に起こるさまざまなコトを、全部自分で背負って乗り越える覚悟が必要です。

未だに日本では高校卒業していない人を厳しい目で見ることが多いからです。

だからといって、いちいち腹を立てたり、ムカっと来ても仕事のやり方などで文句を言ってはいけません。

怒ったり、言い返したら即クビや左遷になる可能性もあるからです。

つまり、高校中退者が勤め人となる場合は、社会的最弱者の強制的カテゴリーに追いやられてしまうのが日本の現状です。

そして、クラスメートと一緒に高校を卒業したという同窓生という連帯感もなくなります。

社会に出ると、同じ高校を卒業した先輩や後輩というだけで打ち解けるのが早かったりすることがあります。

ですが、高校中退の場合は高校の同窓会のお誘いは届かないことがほとんどなので、寂しさを感じることがあるかもしれませんね。

このように、高校中退は即人生終わりではないものの、そのあと色々と面倒くさいことがあるのは事実です。

すごく変な目で見られることも多々あるので、そういう目に見えない圧と戦う精神力も必要になります。

高校中退して人生終了しない8つの進む道

高校中退から選択できる進路は次の8つです

  1. 全日制高校に転入
  2. 定時制高校に転入
  3. 通信制高校に転入
  4. 高等専修学校に入学
  5. 高卒認定試験
  6. 海外留学
  7. 就職
  8. ネット系自由業

このように高校中退から人生を変える方法はいくらでもあります。

また今ならYouTuberになったり、プログラミングを学んで仕事にするなど、インターネット環境を有効活用してお金を稼ぐことも可能です。

なので、高校中退を落ち込んだり、一人でふてくされたり、人生詰んだと悲観せずに前向きになってください。

貴重な時間をダラダラと無駄にするのではなく、新しい人生を探すためにたくさんの情報を収集するのです。

まとめ

高校中退しても人生終了ではありませんし、人生詰んだということもありません。

むしろ、高校中退をキッカケに働き始め成功されている方はたくさんいますし、高校中退してからしばらくして高校卒業資格をとり、また名門大学に入学する方もたくさんいます。

ただ、今の社会の中だと、雇われ仕事みたいな就職はしづらくなるのは現実です。

逆に、手に職系の仕事ならほとんど問題なし

また、一番現実的なのは通信制高校へ転入・編入して高校卒業資格をとるか、独学で高卒認定資格を取得することかもしれません。

中にはプロゲーマーを目指しながら、高校卒業認定を取得できる専門学校などもあります。

このように、高校を中退しても人生終了ではなく、逆にフライング気味のスタートになるということ。

これからのあなたの夢を叶えるためにも、さまざまな視点を得るためにも、人生の可能性を探るためにも、まずは知ること。

数多くの参考資料を集めて知識を深め、人生の選択肢はたくさんあることを知っておきましょう。

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